発芽玄米を使ったマクロビとは?

2016年7月27日

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はじめに

マクロビって言葉は聞いたことがあっても、何となく意味が解らないという人は多いですよね。そんなマクロビと発芽玄米には、一体どのような関係があるのでしょうか。

マクロビとは

マクロビの特徴マクロビと聞くと、何となくストイックなダイエット食のようなイメージを抱いている人が多いですよね。マクロビは正式名称をマクロビオティックと言います。
穀物や野菜、海藻類を中心とする、日本の伝統食をベースにした食事を摂取する事で、自然と調和を取りつつも健康な暮らしを実現するという考えがあります。
マクロビオティックは、古代ギリシャ語を語源とした、「自然に即した命のあり方」という意味が込められています。マクロは大きな、ビオは生命、そしてティックは術や学という意味になります。

マクロビの二大原則

マクロビは、身土不二と一物全体の二大原則から成り立っています。身土不二は人間も植物も生まれた環境と一体という意味があります。四季のある日本では、旬の食材を摂取する事で、身体のバランスを整える事が出来ます。一物全体とはひとつのものを丸ごと食べるという意味があります。食材は丸ごとでバランスが取れているので、穀物であれば精米をしていない玄米、野菜なら皮をむかないで食べる、葉も食べるという考え方です。

玄米はマクロビの基本

玄米はマクロビの基本とも言えます。玄米のヌカ層や胚芽にはビタミンやミネラル、食物繊維といった豊富な栄養素が多く含まれています。いきなり白米から玄米に切り替えるのは抵抗があるという人は、発芽玄米がおすすめです。白米とブレンドをしても構いませんので、徐々に慣れていくようにしましょう。
発芽玄米を炊く際にも注意が必要です。専用の炊飯器があれば、メーカーに合わせて使用して問題ありませんが、圧力鍋や普通の鍋などで炊く場合には、水加減などを調節して、自分に合った量を見極めましょう。

圧力鍋を使った玄米の炊き方

発芽玄米をボウルの中に入れましたら、まずは簡単に水を使って、ごみを取り除きます。そして、その後は手をこすり合わせるようにして優しく洗いましょう。
水を3~4回取り替えた後は、ざるに上げておきます。圧力鍋に玄米を入れましたら、その量の1.3~1.5倍の水を入れます。塩を一つまみ入れて、蓋をしたら中火にかけましょう。圧が掛かりましたら、火を弱めて20分~30分炊きます。その後は火を止めて、15分間蒸らせば完成です。ここで使用する塩は、安心できるものを選ぶようにしましょう。塩は何も精製されていない自然塩がおすすめですよ。

自然との調和を楽しむ

マクロビライフマクロビを意識すると、野菜は有機栽培や自然栽培されているものが大変おすすめです。自然の力で育った野菜は、味が濃くて深みがありますので、今まで食べていた野菜とのギャップを感じる事でしょう。玄米も購入をする際には無農薬で有機栽培されているものがおすすめです。
マクロビの基本は、自然と調和を取りながら、健康な暮らしを実現する事にありますので、是非参考にして、マクロビライフを楽しみましょう。

おわりに

玄米はマクロビの基本となります。お米を精米しませんので、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれている自然のお米を楽しみながら食べる事が出来ます。
また、それに合わせて調味料や野菜、果物などを意識する事で、健康な暮らしを実現する事が出来ます。ですが、マクロビは自分自身が楽しまなくては意味がありません。保存料や化学調味料、甘味料など色んなものにストイックになり過ぎてしまったら、かえってストレスが溜まってしまいます。
マクロビライフを楽しむためにも、出来る事から徐々に始めていきましょう。


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