発芽玄米にデメリットはあるのか

2016年6月18日

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はじめに

発芽玄米は健康食に欠かせません。その証拠に、摂取する事で沢山のメリットを得る事が出来ます。ですが、メリットだけではなく当然デメリットもあるんです。発芽玄米のメリットとデメリットはまさに表裏一体と言えるのですが、果たしてどんなデメリットがあるのでしょうか。

ダイエット効果

白米に比べると、発芽玄米を食べたほうがダイエット効果を得られやすいという話ですが、実はカロリーに関しては殆ど同じなんです。
ダイエットに良いと言われると、何となくローカロリーなのではないかと思われがちですが、食べ過ぎると太る可能性もあります。発芽玄米は、白米に比べてもほとんど変わりない食感です。発芽玄米であれば、自然と食事の量を抑えて、毎回の量を調整することが出来ますし、咀嚼回数を意識して増やせば、少量でも満足出来ます。ダイエットをしたい場合には、よく噛んで食べるという事を意識しましょう。

食物繊維が豊富

よく噛んで食べる発芽玄米の胚芽やヌカの部分には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。体内に溜まっている老廃物を排出する為に、食物繊維のデトックス効果は欠かせません。ですが、食べ過ぎてしまう事で、逆に胃腸に負担が掛かりやすくなるというデメリットがあります。そうすると、かえって便秘になってしまったり、下痢になる可能性が出てくるのです。食べる際には、意識をして咀嚼をするように心がけましょう。

フィチン酸のデトックス作用

発芽玄米の胚芽や表皮にあるフィチン酸と呼ばれる成分には、強力なデトックス作用があります。ですがフィチン酸には、カルシウムやリンといったミネラル分の吸収を妨げてしまうというデメリットがあるのです。玄米を発芽させることにより、フィチン酸はミネラルを体内に吸収しやすい形に変え、有害物質だけを排出させるので、安心して食していただけます。

胃腸が弱い人は食べ方を工夫しよう

食べ方・食べる頻度を工夫する胃腸が弱い人が、一週間ずっと玄米生活をしていると、かえって健康を害する可能性があります。そこで、食べ方を工夫してみましょう。
平日の5日間は通常の白米にして、週末に発芽玄米を食べるだけでも、十分に栄養バランスを整える事が可能です。体への負担を考えた食生活をしていきましょう。

小さい子どもはアレルギーを起こす可能性がある

アレルギーが全く無い子どもであれば問題いありませんが、発芽玄米は白米と同様に、タンパク質系のアレルゲンが含まれています。
食物繊維やビタミンを豊富に含んでいますので、確かに一見して健康に良さそうではありますが、いきなり小さい子どもに食べさせるのは控えるようにしましょう。大人と同様に考えずに、子どもの場合には栄養士さんやお医者さんに聞いて、食べても問題ないかということを踏まえ、栄養バランスを考える事が大切ですよ。

おわりに

発芽玄米だけではなく、いろいろなものを食べる際は咀嚼回数が多いほうが体内から出る消化酵素の効果を得られます。発芽玄米はもちもちして食べやすいですが、よく噛むことで体内に栄養も多く取り入れることができます。メリットが多い食べ物ですが、玄米に対して食べる不安がある方は、お医者さんや栄養士さんに相談してから食べることをお勧めします。


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