玄米と発芽玄米の違い

2016年6月20日

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はじめに

お米には色んな種類があります。私たちにとって一番身近なお米は、やはり白米ですが、近年健康を意識している人が増えており、玄米食や発芽玄米を主食に取り入れている人が多いんです。ところで、玄米と発芽玄米の違いって知っていますか。
玄米と発芽玄米では、栄養素はどのように違うのでしょうか。また、それ以外にも異なる点はあるのでしょうか。

発芽玄米は玄米を水につけたもの

お米には色んな種類があります。ですが、実際には何が違うのかと聞かれると、答えられない人も多いのではないでしょうか。白米と玄米の違いは解っても、なかなか発芽玄米と玄米の違いは分からないですよね。
発芽玄米は、玄米を水につけて、発芽(成長)させたお米になります。白米は水につけても発芽しませんが、玄米の場合には、一定の温度の水に長時間浸しておくことで、お米の先から芽が出てくるんです。この状態を発芽玄米と言います。玄米を発芽させると、芽を出すために、酵素が活性化します。すると、お米自体の栄養価がものすごく高くなるんですよ。

玄米よりもギャバの量が増える

発芽玄米は玄米の倍以上のギャバ玄米は水につけて発芽玄米にする事で、実は栄養価が高くなります。ギャバの量が倍以上になりますので、内臓機能の活性化や、精神安定作用、記憶改善作用に効果があると言われています。
また、白米に比べますと食物繊維の量やカルシウム、マグネシウムといったミネラル成分も豊富に含まれていますので、まさに栄養価が高い食べ物だと言えるでしょう。体内にある不要なものを排出してくれる、フィチン酸も多く含まれているんですよ。

栄養素を吸収しやすい

玄米と発芽玄米は、栄養価も似ています。ですが、玄米よりも発芽玄米のほうが、栄養素を体内に吸収しやすいというメリットがあるんです。
玄米は固い殻に閉じ込められているお米です。ですので、食べる際には意識をして咀嚼をしないと、必要な栄養素を体内に吸収する事が出来ません。
また、フィチン酸のデトックス作用により、必要な栄養素の殆どが体外に排出されてしまいます。
発芽玄米ですと、フィチン酸の量も玄米に比べて少なくなり、また、フィターゼという酵素が活発になる事で、体内に必要な栄養素を吸収しやすくなるんです。また、玄米に比べますと食べやすいので、お年寄りや子どもでも安心して食べる事が出来るんですよ。

食感が白米に近い

食感は白米白米に慣れている人は、どうしてもいきなり玄米に切り替えてしまいますと、その食感の違いに違和感を覚えてしまい、長続きしないというデメリットがあります。ですが、発芽玄米は玄米とは異なり、非常に白米に近いモチモチとした食感なんです。
玄米ってパサパサしていたり、ボソボソとしていて食べにくいと感じている人は、是非発芽玄米を一度食べてみて下さい。食感の違いに驚く事でしょう。
発芽玄米でも抵抗があるという人は、白米とブレンドする事をおすすめ致します。そうすれば、あまり違和感を感じることなく、発芽玄米を食べる事が出来ますよ。

おわりに

玄米と発芽玄米って、何となく同じ玄米だと勘違いしている人もいますが、実は全く異なるお米なんです。玄米を水につけて、成長させるだけで、食感も白米に近くなりますし、栄養価も変わってきます。
何よりも一番うれしいのが、玄米よりも体内に栄養素を吸収しやすくなるという事ですよね。せっかく健康に良い食べ物を摂取しても、その栄養素を全く吸収できないのであれば、食べている意味がありません。発芽玄米は、水につける事でフィチン酸の量を少なくして、フィターゼを活発にしてくれます。
是非、健康を意識して、ダイエットをしたいと考えている人は、玄米ではなく発芽玄米を食べるようにしましょう。


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