玄米の栄養について

2016年5月25日

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はじめに

玄米は白米よりも栄養価が高い事から、ほぼ完全栄養食と言われています。そんな玄米の代表的な栄養素である、食物繊維やビタミンE、ビタミンB1やフィチン、ABAはどんな栄養素なのでしょうか。美味しく玄米を食べるためにも、玄米の栄養についてきちんと理解しておきましょう。

白米よりも栄養価が高い

白米よりも栄養価が高い玄米
玄米は白米よりもビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれている事から、ほぼ完全栄養食と言われています。昔の人が、一汁一菜でも健康で過ごすことが出来たのは、玄米を主食にしていたからです。玄米は、人間が健康を保つのに必要だと言われている栄養素をほぼ摂取する事が出来ます。サプリメントなどで、栄養を補助しなくても良いというのは、大変うれしいですよね。
白米を玄米に変えるだけで、健康になれるのですから、是非試してみたいとは思いませんか?

食物繊維

玄米の魅力は、食物繊維が白米の約8倍も多く含まれているという事です。食物繊維には、腸のぜんどう運動を活発にして、便通を促進する働きがあります。それ以外にも、胃や腸で水分を吸収して膨らむ性質がある事から、少量でも満腹感を得やすいという嬉しい効果があります。玄米は便秘に悩んでいる人はもちろんの事、ダイエットをしている人にも大変おすすめなんですよ。

ビタミンE

ホルモンバランスを整える栄養素 ビタミンEビタミンEは、アンチエイジングやホルモンバランスを整えるのに必要な栄養素です。生理痛で悩んでいる人や、更年期障害にも効果があると言われているのです。
血行を良くして、お肌の新陳代謝に欠かせないビタミンになりますので、薄毛や抜け毛にも効果があると言われているんですよ。

ビタミンB1

玄米にはビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるのに大切な栄養素です。食物繊維と合わせて、ダイエットに欠かせません。ビタミンB1が玄米に多く含まれているのは、ヌカの部分が残っているからです。白米にすると、ヌカを取り除くので、ビタミンB1の量が減ってしまうのです。ビタミンB1は、不足すると疲れやすくなると言われていますので、是非積極的に摂取するようにしましょう。

フィチン

フィチン酸とミネラルなどの金属イオンが結合すると、フィチンという栄養素が出来ます。フィチンの魅力は、強力な解毒作用がある事です。
体内に蓄積してしまった有害物質と結合すると、一緒に体外に排出してくれます。添加物や水銀、農薬などは、なかなか個人ではコントロールする事が出来ず、自然と体内に取り込んでしまいます。そういった有害物質を自然と排出してくれるのですから、現代人にものすごく適している栄養素だと言えるでしょう。

ABA

玄米の効果 はじめにABAとはアブシジン酸の事です。玄米の栄養素の中で毒性だと言われるものです。ABAは本来、発芽をコンロールしてくれる物質ですが、体内に入る事でエネルギー代謝に関わる器官に悪影響を与えると言われています。
ですが、玄米を食べる際に、半日から1日程度水に浸ける事で、アブシジン酸の毒性を無効化する事が出来ます。
中には無洗米などで、洗わなくても良い玄米もありますが、健康を気にするのであれば、水に浸した方が良いしょう。

おわりに

玄米は栄養素が豊富に含まれています。玄米だけでビタミンやミネラル、食物繊維が一度に摂取できるのですから、大変嬉しいですよね。ですが、中にはABAのように、人間の身体に悪影響を与える栄養素もあります。
玄米を食べる際には、よく水に浸すようにしましょう。そうすれば、玄米の持っている毒性も無効化する事が出来ますので、美味しくいただく事が出来ますね。


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