2016年7月27日
はじめに
糖質制限ダイエットとは、その名の通り主食となるご飯や小麦類などを控えるダイエットになります。ごはんやパン、うどん、パスタなどを食べない代わりに、肉や魚類を多く摂取する必要があるのですが、ダイエットが苦手な女性って糖質が大好きな人が多いのではないでしょうか?
白米と玄米のカロリー
玄米は100gで約165Kcalになります。実は白米も100gで168Kcalとあまり大差はありません。だったらどちらを食べても変わりがないのではないかと思われがちですが、実はそんな事はないんです。同じカロリーであったとしても、玄米は白米よりもビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
玄米は米ぬかに覆われている状態のお米になり、白米はその米ぬかを取り除いて精米した状態のお米です。実は玄米だけで、1日に必要な栄養素の殆どを摂取する事が出来ると言われています。ですので、同じ糖質を摂取するのであれば、断然発芽玄米のほうが身体に良いんですよ。
咀嚼回数が増える
玄米のカロリーは白米とそんなに変わりません。ですが、発芽玄米は白米に比べますと、玄米特有のパサパサ感がありますので、いい意味で食べにくいんです。
食べにくいという事は、意識をしていなくても自然と咀嚼回数が増えます。すると、食事の時間も自然と長くなり、少量でも満腹感を得られやすくなるというメリットが生まれます。よく噛む事で満腹中枢を刺激してくれますので、普段から食べる量が多い人には、大変ダイエット効果が得られやすいと言えるでしょう。
GI値が低い
GI値とは、食後の血糖値の上昇を示す指標の事です。私たちが普段食べたものは、体内で糖になり血液中を流れます。食事により血糖値が急激に増えてしまいますと、人間の身体はインスリンと呼ばれるホルモンを分泌します。インスリンは、余った糖分を中性脂肪に変えて蓄えるという働きがありますので、出来る限り血糖値は急激に上げ過ぎないほうがいいんです。玄米は白米に比べますとGI値が低いので、まさにダイエットに向いていると言えますね。
γ-オリザノールの効果
γ-オリザノールとは、米ぬかにしかない特有の成分になりますので、白米には無く玄米にしかありません。γ-オリザノールは、高脂肪食への嗜好性を自然と和らげる効果が期待できますので、自然と脂肪分の低い食事を選ぶようになります。白米ではなく発芽玄米を食べる事で、自然と血糖値が下がって、体重が減ると言われているんですよ。
食事は抜かない事
糖質制限ダイエットを成功させるための重要なポイントは、食事を抜かないという事です。朝昼夜と三食同じ時間帯で、出来る限り量も同じにするように心掛けて下さい。ダイエットと聞くと、朝食や夕食を抜いたほうが直ぐに痩せるのではないかと勘違いする人がいます。確かにその時は痩せるでしょう。ですが、一時的なもので直ぐにリバウンドをしてしまう可能性がありますので、結果として食事を抜いても意味がないんです。糖質制限ダイエットでは、血糖値のコントロールがポイントになります。食事を抜いてしまいますと、空腹になる事で脳は筋肉の糖質を分解し始めますので血糖値が上がりやすくなってしまいます。特に朝食は絶対に抜かないようにしましょう。
おわりに
糖質制限をするのであれば、GI値と食事の仕方に気を付けなくてはいけません。白米のGI値は81、発芽玄米のGI値は54になりますので、発芽玄米のほうが糖質制限ダイエットに向いていると言えます。また、ダイエットをしているとついつい食事制限をしてしまいがちですが、極端に食事を減らしたり、お腹が空いたからと言って食事量を増やしてしまいますと、かえって血糖値が上がりやすくなりますので気を付けましょう。無理せず糖質制限をするためにも、主食を白米から発芽玄米に変える事をおすすめします。